授業参観(全学年道徳授業)の実施
5校時に1~3年生が,6校時に4~6年生が授業参観を行いました。どの学年も道徳を行い,思いやりや責任感などについて学習しました。
1年生の授業の様子
若干緊張気味の子どもたちでしたが,授業が進むにつれて緊張がほぐれ,先生の質問に素直に答えたり,意見を言ったりして授業に積極的に参加していました。
正しいと分かっているのに,友達に自分にいえない自分と,言わなければならないと思っている自分の間で葛藤を繰り返し,正しいことをする勇気をもたなければならないということを,学習を通して学びました。友達が言っていることにも素直に耳を聞いていました。
2年生の授業の様子
物を大切にするには,どのような気持ちが大事なのかについて学びました。
「ノートのひこうき」を題材にして,これまで物を大事にしなかったことがあることを思い出したり,またその時どんなことを考えたかを話し合ったりしながら,物を大事にするには,作られている物の立場に立つことも必要なのだということを学びました。
3年生の授業の様子
わがままなことを言ったり,したりしたことはないかを思い出し,わがままをした時の気持ちを話し合いながら,『金色の魚』を題材として「わがままをしないようにするには,どのような気持ちが大事なのか」について,話し合いました。子どもたちが素直に本音を出し,自分を振り返りながら,これからどのようにすればよいか真剣に話し合っていました。また,話を聞く態度も良く,お互いに意見を交わしながら,自分をより良くしようとする意欲に満ちていました。
4年生の授業の様子
「おかあさんの請求書」を題材として,「手伝い」について考える学習でした。
お母さんが「病気の看護代0円,・・・・」と書いた請求書を見た時,お母さんに請求書を渡してお手伝いの小遣いをもらおうとした自分を反省すると同時に,おかあさんの優しさを感じる主人公が,本当の手伝いとはどういうものかを考える内容です。
お手伝いだけでなく,思いやり,ボランティアにも通じる題材で,和気藹々とした雰囲気の中にも,心に染み入る内容でした。
5年生の授業の様子
「すれちがい」という資料で,相手の立場に立って考えることの大切さについて学習しました。
さすがに高学年となると,深く考えるシーンが多く,じっくりと考えながら発表を行っていました。「お互いを思いやるということはとても大切だけど,とても難しいことだ」ということや,「でも思いやりを持つように努力しないといけない。」ということなど,いろいろな意見が交わされました。
6年の授業の様子
薩摩義士 平田靱負(ゆきえ)の実話をもとに作られた内容ですが,責任感ということについて話し合いが行われました。
「誰かがするさ,自分はそんなことはしたくない」という気持ちと「いや,自分がしなければ誰がやる」という正義感,責任感の葛藤の中で,じっくりと話し合う姿が見られました。