水俣病問題について学習しました。
7月31日(火)に,青木元フレンズ会他,
総勢30名で水俣市に行き,
水俣病問題について学習しました。
午前中は,水俣病歴史考証館という資料館に行き,
水俣病問題について学びました。
水俣病は,プラスチックを作る工場からの
廃液が原因で起こってしまいました。
「プラスチックは,私たちの日々の生活を
便利にするものです。水俣病は,
その恩恵を受けている私たちにも関係あるのだ」
と考証館の方は,お話されました。
水俣病に関わる様々な展示がありました。
水俣病の患者数は,約8万人いらっしゃり,
今も苦しんでいる人たちがたくさんいます。
午後は,『社会福祉法人ほっとはうす』に行き,
「水俣病から宝物を伝えるプログラム」に参加しまして,
水俣病の患者さんたちとスタッフの方のお話を聞きました。
患者さんは,
「水俣病を伝えることが自分たちの大切な仕事です」
と声をふりしぼり,思いを伝えようとされていました。
スタッフの方は,
「だいじなことは,人の気もちになってみること。
他人事でなく,私のこととして考えることで,差別がなくなります。
水俣病は,私の水俣病です」と語りました。
それから患者さんたちに作り方を教えてもらいながら,
みんなで押し花のしおりを作りました。
この絵は,
「もしもう一度歩けたら,仲間の車いすを押してあげたい」という
患者さんの願いを表しています。
ほっとはうすで出会った水俣病患者さんは,
どんなに体が不自由になっても,
人としての尊厳を守りながら,
みんなで支え合い,
助け合いながら生活していました。
水俣での出会いと学びを,これからの生活に生かしていきたいです。
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